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2024年5月20日月曜日

日本の史跡巡り『異聞・桃太郎伝説』

電子書籍(AmazonKindle)で読める旅の写真集 岡山県の桃太郎・温羅伝説史跡を巡る


異聞・桃太郎伝説

有名なお伽話『桃太郎』にはモデルがあった―― 桃太郎のモデルとなる吉備津彦命の他、もう一人の主役温羅(うら)という鬼の伝説を求める岡山県の史跡巡り旅レポ写真集。

伝説の地を繋ぐと、もうひとつの桃太郎伝説が浮かび上がってくる。 神社・史跡の写真とともに伝説を紹介するフィールドワークの集大成。 ぜひお手に取ってみてください。 

【収録スポット】 吉備津神社/吉備津彦神社/鬼ノ城/鬼の差上げ岩/楯築遺跡/矢喰宮/鯉喰神社/白山神社/青陵神社/阿宗神社/艮御崎神社/吉備の中山・御陵

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2023年4月8日土曜日

瀬戸内の銘石北木石の産地 北木島散策

岡山県の笠岡諸島最大の島 大阪城や東京駅に使われた銘石北木石の産地


石の島として知られる北木島

北木島は岡山県笠岡市の笠岡諸島に浮かぶ最大の島。古くから北木石の産地として栄えてきました。大阪城築城の際の石垣や東京の日本銀行本店、日本橋、靖国神社の大鳥居にも採用された石です。

笠岡の住吉港から普通線で出発。乗り場には笠岡諸島の島巡り観光マップがあるのでぜひ入手されたし。普通船で約55分、高速船で22分(普通船より割高)。急ぐ旅ではないので普通船でのんびり出発。

北木島には二箇所港があり、そのうちの大浦港に到着しました。レンタサイクルを借りれるお店に行くなら豊浦港・金風呂港方面に行く必要があり、六キロほどかかります。よく調べておらずまあ何とかなるか~と思ったら大浦港には何も無かった・・・

運動不足が気になっているので一時間ほどの距離、歩くことにしました。石の生産は海外製品に押され、産業は廃れており行く道で見かける廃墟が赴き深かったです。

あとからよく見ると、レンタサイクルや予約制の島内タクシーがあったという。

大浦港から歩いているとこんな風景も。石切場跡に水が溜まって不思議な景観を作り出しています。風が無いとこんなに美しい水鏡に。

美しい瀬戸内海を眺めながら歩くのも悪くありません。この日は風が強くて薄着で来たのを後悔しました。なお、この辺で島内タクシーのおじさんに「どこまで行くの、乗っていけ」と声をかけていただき、レンタサイクルのお店まで乗せていってもらいました。

港間を歩いていることに驚かれてしまった・・・


観光拠点へ到着、ママチャリで出陣

サイクルを借りられるお店「K's LABO」ここを目指すなら豊浦港・金風呂港へつく船便をお選びください・・・!

島内観光マップや展示室、カフェがあります。親切な店員さんが出迎えてくれました。訪問した日はオフシーズンで、島内の飲食店は開いているのはここしか無いとのこと。島内で食事をしたい場合は各店舗への事前の電話がオススメのようです。

赤色のママチャリで散策へ乗り出しました。写真は「メビウスの輪」前。

カフェメニューの他、カレーやラーメンなど食事もあります。こちらは「せとうち鯛骨らーめん」と「島チャーハン」のセット。ラーメンの鯛骨出汁がおいしかった!コーヒーや紅茶などもあり、散策の合間の休憩にもぜひご利用ください。


北木島の日本遺産巡り

島一番の見どころは石切の渓谷展望台。ここを見学したくて訪問したといっても過言ではありません。営業時間があるので確認を。入場料は1000円。受付のプレハブへ声をかけるとボランティアガイドさんが同行してくれます。

山道を少し登り、特設展望台からの眺めは圧巻!というか高所恐怖症だった私!怖い!

風で揺れるけど耐震構造だから大丈夫だからね~と言われ、そうじゃない、高いのが怖いんだ・・・。この高さに慣れるまでしばらくかかりました。ガイドはここで勤務されていたおじさんで、北木石のこと、石切場の仕事などを語ってくださいました。そして石工の歌を披露くださりこのとき私と二人きり。石切場に美声が轟いたのでした。

おじさんが手を見せてくれたのですが、その指の太さと厚みに働く男の血と汗と涙を感じました。削岩機をずっと使い続けて関節が今も痛むんだとか。握手してもらったときの逞しい手にただ感動しました。

こちらは「光劇場」かつて島にあった4つの映画館のうちのひとつ。昭和四二年まで営業されており、現在もその姿を残している貴重な建物。島のくらしのドキュメンタリー映像を観ることができました。入館料500円。

レトロな建物の雰囲気はノスタルジックで、まさにタイムスリップしたような気分に。古い映写機もそのまま残されていました。

石切場の方がお客さんが行くから、と連絡してくださったので開放してもらえました。普段は施錠されているので、事前申し込みをする方が良いでしょう。

島内をママチャリで散策

見学スポットは石切場跡付近にまとまっており、自転車で周遊することができます。こちらは「北木のベニス」だそうです。風があるのでさざ波が立ってわかりにくいですが、青い水面が美しいスポットらしい。

「北木の桂林」切り立つ岩を中国桂林の風景に見立てたネーミング。写真では伝わりにくいですが、結構な高さがあり日本ではないような独特の景観に圧倒されました。

天気が良ければ路地をぶらぶらサイクリングするのも楽しいですね。島には猫がたくさんいるようで、路地裏でのんびり日向ぼっこをしていました。

小さな島なので観光スポットを効率よく回れば半日あれば十分、という感触でした。10時過ぎに到着して散歩がてら海岸線を歩き、名所見学をしてラーメンとお茶を楽しんで16時頃に島を離れました。

帰りは高速船を利用。通常船の往復券を買っていましたが船着き場で追い金をすれば乗ることができました。しかし、高速船て揺れるんですね・・・船酔いする方は対策してください。私は結構強い方ですが、これはキツい・・・と思いました。

北木島は美しい海と絶景、島民の温かさに触れることができる素敵な島でした。

2022年10月23日日曜日

産業遺産とアートの島 犬島を散策

瀬戸内海に浮かぶ小さな島、犬島には1909年に建設された銅の精錬所の跡地が産業遺産として残されています。


宝伝港から犬島へ

犬島へのアクセスは船です。岡山県東区宝伝にある小さな港、宝伝港から定期便が出航しています。料金はひとり400円、10分ほどの乗船です。港の近くに駐車場があり、料金は一日500円です。訪問時は瀬戸内国際芸術祭2022の開催期間の日曜日でしたが、朝8時の便は駐車場は空いていました。

港にいた猫。食べ物を食べているひとの近くに寄ってくる人懐こい猫でした。よく見たらまるまる太っており、いい餌をもらっているんでしょうね。

船で犬島へ。ものの10分ほどで到着します。瀬戸内の穏やかな海と島を眺めていたらすぐに到着。犬島精錬所跡の煙突が見えています。船に乗ると、目的地が近付くこの感じがわくわくして良いですね。

最初に立ち寄るのは犬島チケットセンター。美術館や家プロジェクトのチケットを購入する場所です。お土産店やランチやカフェスペースもあります。開くのは9時なので島を散策したり海を眺めて過ごします。豊島などへ渡る船便の整理券もここで配布していました。

島内に点在するアート

犬島のメインは犬島精錬所美術館ですが、島内にはアート作品が点在しています。鑑賞は美術館と共通チケットにて。一部を紹介します。

島内の空き地に突然現われるアート作品。島の自然に調和して作られています。

屋外型のユニークなアートたち。

かつて建っていた民家の木材や瓦などを利用して作られているそうです。島を散策しながらアート作品を見つける楽しさがあります。

産業遺産をアートにした犬島精錬所美術館

1909年に建設された銅の精錬所、犬島精錬所は銅価格の暴落でわずか10年で操業を終えました。島内には煉瓦の煙突や工場跡が残されており、産業遺産として保存されるとともに、アート作品として生まれ変わりました。

この美術館は私のお気に入りです。ここでは説明しませんが、ぜひ訪問してみて欲しいです。感覚に訴えかけるユニークなアート体験は記憶に残ることでしょう。

海岸沿いに続く黒い煉瓦造りの建築は青い海とのコントラストが美しい。10年で廃業したものの、こうして産業遺産として良好な保存状態で残されているのは価値がありますね。

いくつかの煙突が残っており、いろんな角度から見る楽しみがあります。崩れかけの煙突はなんともノスタルジックな雰囲気があります。

屋根が落ちた建物と煙突。この形が教会のように見えて趣深いです。煉瓦造りの近代遺産の建物は趣深い。

黒い煉瓦越しに見る穏やかな瀬戸内の海。

島でのランチタイム

島内にはいくつかのカフェがあります。今回訪問したのは、古民家を利用した「ウキカフェ」。座敷と縁側にテーブル席がありました。まるでおばあちゃんの家のような落ち着く空間。時間をずらしたので1番目の入店客に。その後どんどんお客さんがやってくる人気店でした。

イカとトマトのパスタ。島ならではの組み合わせがユニーク。ハーブ入りのフォカッチャはもちもちで美味しい。ドリンクは紫蘇ソーダ。

お店の外観。自然に囲まれた田舎の一軒家。

ランチの後も島を散策。家から突き出た犬のオブジェ。犬島だけに。

植物園にいたみごとな鶏。本当に毛並みが綺麗で立派でした。

犬島はこじんまりした島なので、アート作品だけさくさく巡ると三時間もあれば充分で、島内を散策してランチをしても半日あればゆっくり観光できました。午後から他の島へ移動する人も多かったです。天気が良くてのどかな島時間を堪能できました。

2022年9月19日月曜日

三国志祭参加しました(2021年)

三国志のまち、新長田の六間道商店街で開催される三国志祭に2年ぶりに参加させてもらいました。ステージや講演会、お買い物など三国志ワールドを楽しめるイベントです!

思いを繋げる三国志祭

2020年コロナ禍の中、次の年に繋がるようにと思いを込めて開催を続けてくれた三国志祭。2021年はパレードは中止になりましたが、講演会や物販が復活しました。私は毎年物販ブースをいただいて参加させてもらっており、当初は委託でもとお声かけいただいていましたが状況を見て直接参加させてもらいました。

こちらはアニマル三国志の孔明わんと関うーたん。

オリジナル三国志グッズの販売

三国志祭ではオリジナル三国志グッズの物販も楽しみのひとつ。こちらは中国茶ブックカフェちゃんごくしさんのオリジナル三国志八宝茶。曹操や劉備、関羽など人気武将を中心に、武将に絡めたエピソードの効能を持つ材料をブレンドしたリッチなお茶です。

三国志祭当日はお店は臨時休業になるのでご注意を。

「らしゃ華」さんの三国志モチーフのアクセサリーや羊毛フェルト人形。可愛いポージングのパンダが人気でした。どのポーズが良いか真剣に悩まれるお客さんも。

「銅猫台」さんはビーズアクセサリーのお店。各勢力や武将名ストラップを豊富に取りそろえ。作家さんが三国志遺跡を巡ったときの貴重な写真つきという粋なはからいが嬉しいですね。

素敵な中華風アクセサリー、グッズを販売されている「ASIAMOKU 」さん。後半には商品がほとんど無くなってしまうのでお早めに。夕方前に写真撮影のお願いをしたときにはガラガラでした。

「三国志旅游局」さんは中国の三国志遺跡巡りのパネル展示をされています。毎年どんなテーマか楽しみです。今年はガチな三国志遺跡巡り本を出されている魂太郎さんも会場に来られており、貴重な写真を拝見することができました。

旅游局局長手ずから本場で調達された本格的な茶器で中国茶を淹れてもらいました。驚くほど香りが高くて感動しました。

※2022年は事情により参加されないとのこと、またお会いできる日を楽しみにしています。

「三国志浪漫紀行」私のブースです。中国の三国志遺跡巡り旅行記や写真集、武将名缶バッジの販売です。この日は孔明と司馬懿の戦いの舞台を巡る旅行記を新刊で出すことができました。このような場をいただき、感謝しています。たくさんの方に手に取っていただきました。

他にもたくさんブースがありますし、本格的な講演会も充実しています。(私は物販でブースにいるので参加できずレポがありません)。ぜひ2022年もお楽しみに!

展示ブースもお見逃し無く

商店街の通りには展示企画も楽しめます。ぜひ端から端まで歩いてみてね。こちらはコスプレ着替え用のテント。

雲才画伯(Twitter:ヒデップさん)の三国志武将絵。今回はイラスト展示でしたが、2022年はライブペインティングで参加予定だそうですよ。これまでの武将絵はちゃんごくしさんに展示されています。訪れた際にはぜひ探してみてくださいね。

横山光輝先生の「三国志」武将紹介。商店街には横山三国志武将フラッグがかかっているのでお気に入り武将を探してみよう。

イベントの醍醐味、お絵かきブースもありました。力作が揃っていますよ。



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