杭州西湖に宋代の英雄岳飛を訪ねる

杭州の有名観光といえば西湖。西湖は面積約6.5キロ平方、外周15キロという広大な湖。南宋の将軍岳飛を祀る廟や「水滸伝」の武松の墓があります。

西湖へのアクセス

三国志は呉の孫権ゆかりの地があるというので杭州を訪問しました。せっかくなので有名な観光地である西湖も訪問しました。ザ・観光地なので地下鉄やバスで簡単に行くことができます。


バスは行きたい景区があればその近くに停まるバスを探すと良いでしょう。有名なスポットならだいたい最寄りにバス停があります。地下鉄は上記2駅が一番近いですが、少し歩く必要があります。とりあえず西湖の東端に到達できるというものなので、もし行きたいスポットが決まっているなら路線バスがお勧めです。

西湖 アクセス情報
  1. 最寄りの高速鉄道駅:杭州
  2. バス:7路「少年宮」駅下車 徒歩すぐ
  3. 地下鉄:1号線「安定路」もしくは「竜翔橋」駅が最寄り

西湖の景観と西湖龍井

滞在中に西湖を2回訪問しました。初日の杭州到着時と翌日午前中半日です。海のように広い湖で、夕日が沈む様はまさに息を呑む美しさでした。船のシルエットが良いですね。石橋と湖なんて情景も写真に撮影できたら良かったのですが、狭い石橋の上に人民の皆さんがひひめきあっており、全く絵になりませんでした。せっかくなので負けじと石橋の上を渡りながら湖の日没を眺めました。

西湖の夕暮れ

西湖と言えば、西湖龍井という緑茶が有名です。近くにお茶の産地もありますね。あっさりして飲みやすいお茶で、風味も優しいです。西湖の近くにはお茶屋さんがたくさんあって、西湖龍井もたくさん置いていました。お土産用の安いものから超高級品まで、ピンキリです。

西湖に来たからにはと西湖龍井を飲んでみました。人数が多ければ本格的なお茶セットもあるようなのですが、一人なので1杯分を注文します。料金30元。観光地価格でしょうか、まあまあ良いお値段です。コップに茶葉を入れてお湯を注ぐだけ。飲みほしそうになったらお湯を継ぎ足してくれます。
ついでに美味しそうだったおまんじゅうを注文。紫いもの風味の生地にあんこ、美味しかったです。全部ひとりで食べたのはちょっときつかった…。

「水滸伝」に登場する豪傑、武松の墓

西湖には水滸伝の豪傑、武松の墓があります。もちろん水滸伝は小説なので架空の人物ですが、杭州で生涯を終えたということで、記念碑的なものとして建てられています。きちんと牌楼もあって、石碑には宋義士武松之墓と刻まれています。比較的新しいですね。西湖の北西のほとり、岳王廟の近くにあります。

岳飛を祀る岳王廟

宋代は全く不勉強なのにここに来るのは気が引けるのですが、岳王廟を訪問しました。中国ドラマ「岳飛伝」もビジュアルがカッコ良さそうなのでぜひ観てみたいですね。そして、岳飛と言えば、成都武侯祠にある諸葛亮の「出師表」の書を書いたとされる三国志的にも興味深い人物です。最初は楷書ですが、最後は感極まって草書になっていく文体を読むと胸が熱くなります。

岳飛は南宋を攻撃する金から国を守った英雄ですが、宰相の秦檜に陥れられ殺害されました。(超ざっくりですみません)国を守った英雄としてここに祀られています。
立派な廟に新しい花が手向けてあります。そして塑像もかなりイケメンです。

廟の脇には墓も造られていました。

この像、どこかで見たことがありませんか?歴史の資料集などに載っている秦檜夫婦です。説明では売国奴として今でも唾を吐きかける人もいるのだとか。中国って激しいな~と印象が強くて記憶に残っていました。


しかし、実際にこの像を見ることになろうとは不思議な気分です。このときは唾吐きをする人は見かけませんでした。

ちなみに、地下鉄で西湖の東について、散歩がてらと岳王廟を目指したのですが、途中の道のりが長すぎて足が死ぬかと思いました…。

今となっては美しい湖を散策できて楽しい思い出となりましたが、そのときはここで死んだら誰が骨拾ってくれるのかな…と空を見上げてしまうくらいしんどかったです。このとき大陸力は体力勝負だと実感しました。そして帰りに岳王廟の前にバス停を見つけたのだった…。

そんな感じなので、西湖十景は見学できていません。バスで最寄のスポットまで移動するか、電動カーなども走っているようなのでうまく利用すれば体力温存で回れると思います。この日は歩行距離20キロ以上出ていました…よく頑張った。
中国の観光地は広い。教訓になりました。