2020年4月18日土曜日

軍師連盟の曹叡(と中の人)について語る-3

今回は曹叡の衣装について。軍師連盟は登場人物の衣装も凝っていました。話数が長い分、メインキャラは特に衣装の種類も多かったですね。曹叡の登場シーンを確認して衣装の種類をまとめました。


皇帝の装束

 やっぱりカッコいいのは皇帝の装束。父の文帝曹丕と同じ衣装で、これだけゴージャスな衣装を人物ごとに制作するのは大変なのでお父さんの衣装そのままなのでしょうか。地味に気になります。百官が参加するここぞという軍議のときに登場する衣装。


 初めての公務の後に皇帝服をぽいぽい脱ぎ捨てて行く場面は斬新でした。親から譲り受けた帝位、重みが分かっているようで分かっていない、若さを感じさせる場面。

意外とバリエーションが多い普段着

 普段着の場面が一番多く、色味的にもいろいろなカラーがありました。派手めの衣装があったり、辟邪とドレスコードを合わせていたりと毎回登場時が楽しみでした。

■濃い青系
長安遠征で登場し、怒り狂ったあと辟邪にぶどうを食べさせるシーン、司馬懿に「俺の酒が飲めないのか」と言わんばかりに毒杯(と思わせるもの)を無理やり飲ませるとき、張郃が討死したときとキャッチーなエピソードでよく着ていたので印象深い。ちなみにこの色が一番似合ってて好きです。白い衣装の辟邪とよく合うw


■薄めの青
 上記の青色よりマイルドめな青い衣装。落ち着いた色合いと白い刺繍が上品な上着のデザイン。この衣装は実は辟邪の最後に重要な意味があります。


■夏服?薄い緑
 孟達謀反の話を上奏されるときに着ていた衣装。序盤での登場。落ち着いた色味で、生地が涼しげなので夏仕様でしょうか。プッツン行くときの演技に合わないのかこれ以降は登場せず。ちょっとレア気味。



■ド派手な赤
 ラメラメな赤色。かなり派手ですが、無駄に豪華な宮殿を建てた正史のエピソードから派手好きなのかなというイメージにつながる衣装。このとき、なぜか辟邪も派手な青色ラメな衣装を着ており、今日はこの服にしようとドレスコードを合わせていたんじゃないかと思うと微笑ましいですね。



■赤に金
 後半に登場。ラメ赤とは別の意匠で、成金くささ(皇帝だから成金て変だけどさ)を感じさせる。年齢的には30代のころと思われるので当時でいえばおっさん(今もか?)、それでもこんなに派手な衣装を選ぶところが歪みなくていいですね。



■黒に金
 こちらも後半で登場。役柄的にドス黒くなっていくのを表現するための黒と思われる。よく見たら上記の赤い上着なしバージョン。さらに上着がないバージョンだと真っ黒な着物だけになる。




女装時の衣装

 曹叡の女装は絵師殺害と愛娘が亡くなるときの2回登場。長安遠征から帰還したときにこれから着替えるぞ、という場面がありますが女装映像はありません。

■白の清楚系
 初登場の白い衣装。この色が後半の赤と比較すると母に対するこだわり方、執着の変化が現れているような気がします。当初から郭照に対する恨みはあったとは思いますが、この時はまだ母の似姿の絵を描いてもらうための純粋な気持ちでした。初めての女装に恥じらいとも見えるそぶりがあるのが初々しい。



■赤の悪女系
 長安から帰った時もこの衣装が登場。後半の床に座り込んだまま鏡に見入る姿や人目を憚らず泣き崩れる姿、拳を握る姿が狂気すぎて、このときの演技は凄絶でした。最初の衣装のときよりも化粧が上手くなっており妖艶さも増しています。結構美人ですよねw白から赤へ狂気が深まるのを表現しているように思います。



おまけ

■鎧
 鎧は遠征に押しかけたときに着ています。皇帝様なので大本営にいて戦場には出ません。金で装飾がある派手な鎧ですが、曹真やのちに昇進した司馬懿も金の装飾をつけており、皇帝だけがド派手ではなかったようです。


■白い喪服
 父のときと郭照のとき、二回登場。白い着物に頭巾のスタイル。このときの演技がしんみりしている場面だからか憂いを帯びた顔がとても美しくて好きです。



■ダークゴールドねまき
 ねまきと言っていいのか、アンダーみたいな感じで着用しているダークゴールドなラメぽい服。こんな派手なねまきなかなか選ばないよ・・・。この服は皇帝服のアンダーにもなっており、寝込んでいるときの衣装はぜんぶこれでした。




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