静謐な山中に佇む李典墓
念願の合肥の地に立って2日目。
朝からホテルの周囲をちょっとだけ歩いてみた。3月の合肥の街は朝もやというか、ただのもや??がかっていて遠くのビルが霞んでいる。この景色が中国だなあとしみじみ思う。
今日は盧江まで足を延ばすのでガイドと車を依頼している。
最初に向かうのは紫蓬山にある李典墓。
合肥の近くにあるんですね、李典墓。
正史三国志を読んでもどこで亡くなったのか今いち分からないけど、活躍の場である合肥にあるのは何となく嬉しい。紫蓬山の山門。巨大な門に圧倒される。
山といってもなだらかなハイキングコース。アスファルト舗装もしてあるので散歩がてら登っても良いところだが、李典墓までは距離が結構あるようなので15元で乗れる電動カーに乗ることにした。
人数がある程度集まれば出発。楽ちん!
山頂で降ろしてもらい、李典墓を目指す。
ちゃんと見やすい看板が出ており、李典墓と書いてある。現地の看板で三国武将の名前を見つけたら漲りますな!
一度登った山道を下っていく。
ありました、李典墓!!
立派な看板も立っている。きれいなので最近作ったもののようだ。
正面の文物碑は年季が入っており、掠れてほとんど字が読めなかった。
李典の合肥での活躍が記してあった。このレンガ積みの墓というのが他にあまりないパターンで面白い。
上から。
基本は封土なのだ。
静かな山の中にあった李典墓。
ここで安らかに眠っているんだな…許昌の田んぼの中の徐晃墓に比べると良いロケーションだと思った。
帰りに気になっていた屋台を覗いてみる。香味豆腐と臭豆腐を売っていた。
臭豆腐は遠くからでも分かるくらい臭うやつ。食べると美味しいと聞くのだが、今もって勇気が湧かない…
良い匂いがしている香味豆腐を注文。
CD会話で覚えたての中国語「多少銭?」を言ってみた。するとちゃんと通じたのだが、「?????」値段が何円か分からん…
そうなのだ、好き勝手に質問するフレーズは覚えたけど返事されたときに全然分からないという弱点があった。
横からガイドさんが「5元」と教えてくれた。哀しみ・・・。
これで5元、安い。
あつあつの豆腐は香ばしい味つけで美味かった!
紫蓬山には洞窟や石像など見どころがたくさんあり、自然も美しい。半日かけて散歩しても良さそう。
徽州建築の街並みが残る三河古鎮
だが、我々は次の遺跡を目指すため李典墓に手を合わせて山を後にした。
さらに南下して途中、景勝地である三河古鎮へ立ち寄る。ここは明・清時代の古い街並みが残っている。
観光地とあって人が多かった。
反り返った屋根が特徴的。安徽省の伝統的な建物で徽州建築というそうだ。中国の古い街並みはとても風情がある。
この先はド田舎に行く予定なのでここでお昼にする。
牛肉面と水餃子。あっさりして美味しかった。中国の家庭料理はよくパクチーが使われている。クセがあるので苦手な人もいるけど、私は結構好きですよ。
諸葛連弩。なんとここで連弩の秘密特訓をしているではないか!
的当てだけど…
この諸葛連弩、割と観光地にある人気??アトラクションでおそらく日本の縁日の射的に相当するものだ。こういうところに共通点があって面白い。
もし中国でオリンピックを開くなら国技として諸葛連弩を取り入れて欲しい。
午後からは周瑜関連の遺跡へ向かう。
0 件のコメント:
コメントを投稿