2016年3月19日土曜日

逍遙津公園 張遼衣冠塚

合肥にある逍遙津公園は張遼ファンにはたまらないスポット。公園入り口には張遼の騎馬像が出迎えてくれます。園内の湖の真ん中に浮かぶ張遼衣冠塚へ上陸したレポです。

湖に浮かぶ張遼衣冠塚へ

逍遙津は魏の武将、張遼が活躍した合肥の戦いの舞台。10万の兵で侵攻する孫呉の孫権に対し、800名の精鋭を率いて対決した武勇は三国志の中でも痛快なエピソードだ。現在、逍遙津は人民憩いの公園になっており、敷地内には武勇を上げた張遼を記念して張遼衣冠塚が建てられている。

こちらは公園入り口。立派な門がある。この門をくぐると、張遼像が建っている。胸熱だ!

「飛騎橋」は張遼に追われた孫権が飛び越えた橋。園内にある石橋はなんちゃって飛騎橋で、遺跡としての橋の跡は公園近くの通りで発見した。張遼は孫権の容貌を知らなかったので、取り逃がした後から一度は目にした紫髭の男が孫権と知り、悔しがったという。

面白いエピソードですね。しかし紫の髭ってどういうことだ。

テキス公園内には広い湖があります。張遼衣冠塚はこの湖の真ん中にあり、陸からは遠景で見ることができます。が、せっかく訪問したのだから近くで見たい!ということで・・・

ボート乗り場へ。押金含めて支払いをして、ボートを借りる。中国語ができないので筆談でボートの種類を指定してレンタルした。

これに乗るのか!?ボロすぎやしないか!!ボートを見てめちゃくちゃビビった記憶が。ボコボコで穴が開いてる・・・。しかし、張遼衣冠塚にお参りしたいぞー!!湖上では家族連れやカップルが楽しそうにボート遊覧しているので、勇気を出して乗ることにした。


ワイの足。キコキコ漕いでいく。ちなみに微妙に水が入ってきており、沈むんじゃ無いかとヒヤヒヤしていた。今回の旅で無理矢理同行してもらった人に舵取りをしてもらい、スムーズに張遼衣冠塚のある小島へ進むことができた。感謝しかない・・・。

当時は水に落ちたくないという恐怖で緊張していたけど、広い湖をボート遊覧するのは結構楽しかったと思います。

張遼衣冠塚の近影!!これはボートで近付かないと見られない。この碑を見たときには感動して鳥肌が立ちまくった。

小島に上陸。草木が雑然と生えている。ビニールシートがうち捨ててあったりと結構適当な感じ。島には石碑しか無かった。

封土が水の上にあるという思えば珍しいつくり。

無事に生還し、陸から見る湖の景観。張遼衣冠塚は湖の真ん中にあってボートで行かないといけないと知り、めちゃくちゃ行ってみたいけど無理だ・・・と思っていた憧れの場所。辿り点けて間近で見ることができて感無量でした。

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逍遙津公園 張遼墓

安徽省合肥市にある逍遙津公園には、湖に浮かぶ張遼衣冠塚の他に張遼墓があります。こちらは陸地なので園内を歩いて到達できます。

逍遙津公園の張遼墓

逍遙津公園の端にある張遼墓。立派な入り口が備え付けてありました。ここを真っ直ぐ進めばあずまやがあり、石塔が建っています。その先に封土がある。

割りと立派なつくりなんだけど、公園とともに作られた新しい感じは否めない。しかし、活躍した合肥の地に祈念碑としての墓が建てられているのは嬉しいことだ。張遼は歴戦を戦い抜いて222年に病死、剛侯と諡されている。

張遼墓封土。よくあることだが表面の草が剥げて登ったあとが見られる。成都の劉備の墓のようにきちんと祀られているなら登る人はいないのだろうが、公園にある何か分からない小山となれば登ってしまうのも分からなくはない。


無念の三国歴史文化館

2015年訪問時ですが改装中でした。他の三国志系のパビリオン(張遼の記念館があったようだ)もお化け屋敷に様変わりしていたりと、ショックだった。無事に再開しているのだろうか、いつか再訪して確認したい。


人民憩いの公園

逍遙津公園は広い湖の他、動物園や遊園地もある広い公園です。ちなみにこの古めかしい建物はお化け屋敷なんだけど、元は張遼の記念館だったと思われる。張遼記念館行きたかったよ!!!

遊具の可愛く無さに驚愕する。アメリカンな雰囲気が強い。子供はこれに乗りたいのかと思うが、案外乗っているのである。

訪問時、春だったので園内には綺麗な花が咲いていましたよ。桜に似ているけど、色鮮やか。中国の公園には草花がたくさんあってとてもいい。

園外で路上散髪する人。

公園散策の後に昼食を食べた店。素朴な田舎の食堂だけど、これはチェーン店かな。

小籠包は肉汁は適度だったけど美味しかった。具材は卵と菜っ葉だけの焼きそばはソースが素朴な中華味。この辺には朝からやっている食堂がたくさんあって、どこに行っても安くて美味しかったなあ。

2016年3月18日金曜日

合肥旅-2日目② 周瑜墓・周瑜城


廬江周瑜墓

午後から廬江の周瑜関連の遺跡へ向かう。
三河古鎮を出てさらに南下し周瑜大道の看板が見えてテンション上がる!!

大陸には三国志の英雄ゆかりの地には英雄の名前がついた道がある。
武将ゆかりの地に行くときは地図で近くの道路の名前もチェックしておくと良いね。
周瑜大道沿いに周瑜墓がある。
立派な牌楼。手前が駐車スペースになっている。すぐ横にはKTV(カラオケ店)があるという節操のなさ…。

こちらが入り口。かつては入場料を取っていたようだが、現在はフリーだった。

敷地内はちょっとした公園になっている。
周瑜の功績を記した石碑。日本の漢字に近く、結構読める!ムスカの気持ちが分かった。


周瑜墓。
石碑には金文字が刻まれている。赤い頭巾がかぶせられているのが何となくかわいい。封土は四角。


この外周に周瑜の物語を刻んだ石版が並んでいる。
一枚ずつチェックしていきたいところ。

とくに観光客で賑わう様子もなく、静かな場所だった。
お土産ものの棚もこの通り…人が来ないのかなあ。周瑜グッズでも売っているんじゃないかと楽しみにしていたのに空っぽだった。

周瑜の功績に魏の民としては切ない気持を抱きつつ、周瑜墓を後にした。
次は周瑜城へ。

途中、何の前情報もなく発見した周瑜像。
カッコイイですよこれは!赤壁って書いてあるのを見つけて車を止めてもらった。近づくと周瑜と分かった。出会えて嬉しい。

像のある広場にはロングレリーフも。
赤壁の炎をデザインしてあり、円環の中央に周瑜が立つ。こちらも素晴らしい!!さすがの地元パワーを感じた!

行く場所はだいたいネットで先駆者が行かれたレポを見て参考にしているが、このように現地で思いがけず出会えるものがある。そんなときは感動もひとしお。

イケメソ周瑜像の感動を胸に先を急ぐ。
この時期、中国は菜の花がすごい。車で走行中だったので良いショットが少ないが、半端ないほど一面の菜の花畑が広がっている。

土地の広さが日本と比べモノにならない上にどこにでも菜の花があるのでそれはもう圧巻!油でも収穫するのかな?大陸旅行、春はオススメです。

1時間ほど走って舒城の町へ。


黄昏の草原に周瑜城を想う

ここに周瑜城がある。町から農道へ入って行くと石碑を発見!実は一度行きすぎて農村の人民に道を訪ねてここに来ることができた。

文物碑が二つもある。撤去せずに増設しているところがなんとも大陸らしい。

車を降りて歩くと菜の花畑の向こうに石像のシルエットが見えてきた。

周瑜像。
その足元に古い石碑がそのまま残っていた。



ド田舎の農村で観光客は誰もいない…
ただそばで畑をしている人民おばちゃんのみ。

ここで周瑜が孫策とともに志をひとつに旗揚げしたのだと思うと感動的ではないか。
二人の夢は孫権に受け継がれて、まあその後はアレですけどこの何もない広場に若者たちの気勢を上げる掛け声が聴こえる気がした。

帰りの町中で見つけた周瑜商城。武将の名前を冠してあるお店を見つけるの楽しい。

この日は太郎先生と待ち合わせしてご飯を一緒に食べました。
中国で待ち合わせって何かスゴイなあ。曹操教弩台の近くは繁華街になっていてその周辺のお店をチョイスしてもらいました。

でかい肉団子。冬瓜の煮物。
豆もやしの中華スープ。インゲンと茄子の炒め物。どれも好物。美味しすぎた…!!






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