2015年9月17日木曜日

曹操ゆかりの地を巡る旅 1日目 水滸伝の街、開封

許昌旅が楽しすぎて三国志遺跡巡りにどっぷりハマった私は
今年も太郎先生にお世話になり、曹操ゆかりの地を巡る旅へ出発することにした。



開封へのアクセス


 太郎先生が開封の街を案内してくれるということで、初日は開封へ向かった。
 最寄り空港は「新鄭国際空港」。私の地元からは直行便はないので上海経由で向かうことになる。
上海浦東国際空港に到着、鄭州行きの便が同じ空港から出ていることもあるが、上海市内の虹橋空港へ移動してのフライトのパターンが多い。


 上海浦東国際空港に着くときはだいたい滑走路のハズレに停止して、そこからシャトルバスでターミナルビルへ向かうパターンが多い。入国審査を済ませたらそのまま外へ出るとバス乗り場が並んでいる。
虹橋空港へのバスは「機場一線」と書いてある乗り場だ。
この路線は虹橋空港、虹橋火車駅が停車駅となっている。


 荷物へセルフサービスでトランクへ入れる。とりあえず乗り込んでお客が集まるまで待機。出発時刻は決まっておらず、約15~20分間隔で運行されている模様。
ちなみにこの乗り場は第一ターミナル。ここである程度お客を乗せて、第二ターミナルへ向かう。第二ターミナルでは数人しか乗れないので、飛行機が第一ターミナルに到着するなら第一から乗車するのが良い。
 第二ターミナルへ到着したら座席があるだけお客を乗せて集金(30元※2016年現在。2019年は34元に値上げしていた)が始まる。集金は現金のみ。100元札をここで崩してしまおう。

 バスの乗車時間は約1時間30分。街中が渋滞している場合はもっとかかる可能性がある。
 虹橋空港に到着すると再度荷物を預けてチェックイン。空港が異なるので日本からの荷物は一度浦東空港で受け取る必要がある。

 虹橋空港から新鄭州国際空港までは2時間10分のフライト。鄭州行きは昨年も1時間以上遅れたが今回も45分程度遅れての出発となった。

空港で太郎先生と今回同行のR氏と空港出口で待ち合わせ。無事に合流した後は空港からバスで開封へ。約1時間強で到着。(値段メモがない…)あたりはすっかり夕闇、中国内地への旅は移動だけで1日かかります。


 

開封の夜市


 夜の開封はとても賑やか!鼓楼の周辺はライトアップが煌びやかで屋台もたくさん出ている。これがお祭りではなく毎晩繰り広げられているというからスゴイ。屋台にも珍しいものがたくさん並んでいて見ていて飽きない。ムカデだの昆虫だのゲテモノ串も盛りだくさん。これ食べる人いるのかなあ…。





 ここでの夕食は肉みその乗った麺と小籠包。肉みそは岩塩が混じっていたのかジャギジャギした歯ごたえが最初はビビった…。白い麺はでんぷんとのこと。小籠包は酢がキツめの醬油タレで美味しくいただきました。



 鼓楼の近くにあった露店のならぶ通り。パチモングッズからお土産品まで何でも揃う。冷やかしで見て回るだけでも面白い。パチモングッズはこの間映画館で上映してなかったった??てなタイムリーなキャラクターが早くも登場しており、行動の迅速さには感心する。日本のドラえ●んやジ●リなどのアニメグッズも人気の様子。



水滸伝の街、開封


 開封のホテルで宿泊し、翌朝は街の散策へ。
 開封は北宋時代に東京(とうけい)という都として栄えた街。宋代の建築(再現)が立ち並ぶ開封府や宋代に描かれた「清明上河図」の世界を再現した清明上河園などのテーマパークが有名。
 宋といえば、三国志演義と並ぶ中国4大奇書のひとつ、「水滸伝」の時代ですね。世間のはみ出し者となった108名の英傑が替天行道の旗のもとに梁山泊に集い、官軍と戦う物語。(ちなみに私は中国ドラマ水滸伝(新版)を診ている最中で甚だ勉強不足の身)開封はまさに水滸伝の舞台。ドラマのナレーションでも東京開封府と名前が出てくるその開封。

 煌びやかな夜景とはまた印象の違う街並み。路地では地元の人たちが屋台で朝食を取っている。朝からこんなデカイ餃子!?これちょっと食べてみたかった。


 観光の街なので土産物の露店も多い。いろんなものがあって目移りしてしまう。綺麗な虫の声が聞こえると思ったら虫かごにデカイキリギリスが。さっきの餃子といい、大陸サイズはビッグサイズ。朝食を取った露店につながれていた犬。まさか食…でないことを祈る。



 相国寺は水滸伝に登場する魯智深にゆかりのある寺。今回は時間がないので寺の門のみ。宋都御街は宋の街を再現した通りで、その先に清明上河園がある。この一帯は観光エリアで観光バスが行き来していた。土産物店も並んでおり、三国志グッズを見つけて早速購入。三国志に直接関係ないけど賑やかな観光地の方が、皮肉にも三国志土産は充実しているんだな。




 宋の街並みということで緑の屋根と赤い柱が印象的だった。そして華やか。開封は見どころがたくさんある街なので水滸伝を片手にゆっくり滞在してみるのも良いだろう。今回我々は開封を拠点に官渡に向かうことになっている。開封観光はまたの機会に。

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