鳥取県倉吉にある国鉄倉吉線は昭和60年3月に廃止となりました。今もレールやホーム跡が残り、ウォーキングコースとして親しまれています。
竹林を走る線路跡
国鉄倉吉線はかつて倉吉駅から山守駅まで約20キロを結んでいました。現在も各所に遺構が残っていますが、特に見どころなのは泰久寺駅跡から山守トンネルまでの竹林を通る廃線です。両脇に高くそびえ立つ竹林から落ちる陽の光がとても幻想的。線路の中央ににょきっと生えた竹は記念写真スポットになっています。
泰久寺駅跡付近に駐車場が用意されています。そこから650メートルほど歩けば竹林に到達できます。道路に埋め込まれたレール。廃線ロマンにわくわくしますね。周辺はのどかな田園地帯。スタンドバイミーの気分です。
泰久寺駅ホーム跡。文字がかすれた看板が残されています。この近くに泰久寺というお寺がありました。
まるで緑のトンネル。日陰になるので涼しい。
木々の隙間から見える田園風景も情緒がある。
竹林をゆく線路。真ん中に自生した竹は以前は三本あったそうですが、一本は雪の重みで折れてしまったそうです。残りの二本も寿命が近いんだとか。レールと竹がコラボしたこの独特の景観、大事に守りたいですね。
木漏れ日が落ちる様子が幻想的です。
こちらも線路が現役だと見られない風景。木の枝がせり出しています。自然に浸食される人工物は廃墟好きの心をくすぐりますね。
竹林の先にある山守トンネル。普段は閉鎖されているので、ここで引き返すことになります。廃線ツアー開催時に解放され、ガイドとともにヘルメットをかぶって入ることができるそうです。詳細は公式サイトにて。
倉吉白壁土蔵群を散策
倉吉には江戸・明治時代の土蔵群が残されています。白壁と赤い瓦の蔵が赴きある風景を見せてくれます。この周辺はかつて打吹城の城下町だったそうです。近くに無料駐車場もあるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
>コンパクトな観光エリアですが、蔵を改装した土産物店やカフェなどもあります。今回入場しませんでしたが、近くには打吹駅跡に建てられた倉吉鉄道記念館があります。屋外にSLが展示されていました。
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