天水市武山県四門鎮には龐徳の故郷がある。のどかな山間の村でどこか日本にも似た風景が広がっている。 故郷の英雄を記念して立派な像が建てられていた。
悲劇の英雄 龐徳
龐徳は字を令明といい、南安郡の人。馬騰に付き従い、戦功を立て、武勇は軍で一番だった。その後、馬超の部下となる。曹操が漢中を平定すると龐徳は曹操に下る。
樊城の戦いで、降りしきる雨の中で関羽に抗戦し、最期まで屈することなく斬られた。曹操はそれを聞いて涙を流した。三国志演義では、戦いに当たり、不退転の覚悟で大工に棺を作られる場面がある。
美しい山里 龐徳故里
勇猛果敢、道義を重んじる龐徳の故郷とされる村がある。のどかな山里で、綺麗に舗装された道路沿いに村への入り口があった。あちこちで 牛の放牧が行われている。
龐徳故里への入り口にある広場。点将台ということになっている。道路沿いにあるのでとてもわかりやすい。最近作られたようだ。
橋を渡っていく。山や川の景色がどこか日本に似ており郷愁を誘う。天気が良ければもっと美しい風景だろう。この日は小雨が降りそうな薄曇りだった・・・旅先ではこんな天気が多い私。
入り口には村の紹介看板があり、龐徳故里と書いてある。
看板の前をまっすぐ進むと広場があり、立派な龐徳像。まさに英雄の風格!赤いリボンはお祝いの残りみたいですね。あるある。立ち上がった馬に跨がる姿がカッコいいです。
近くの小山に龐徳墓があるそうなので登ってみました。山というより丘かな。あの庵がある辺りみたい。
村の路地を通って丘の方へ。
細い山道を登ります。5分ほどで庵へ到着。龐徳墓と刻まれた石碑がありまた。こちらも最近作られたのでしょう。記念碑的なものですね。
龐徳墓の庵からの眺め。雄々しい山が連なっています。ここで龐徳が育ったのか、と思うととても感慨深い。何となく、龐徳の実直な人柄が分かるような気がしました。
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