2018年10月6日土曜日

ドラキュラ伝説紀行 6日目 トゥンパ山・ペレシュ城・トゥルゴヴィシュテ



ケーブルカーでトゥンパ山へ

ブラショフの町で朝を迎える。山間の町なので朝晩はかなり冷える。
余談だが、あまりに寒いのでカッコイイデザインのジャケットを購入しようと思ったのだが、あまりにもスリムサイズであきらめたのだった…

ルーマニア人はラテン系なので意外に小柄なんですね。 大柄なのはゲルマン系なのかな。

この日も好天。朝からトゥンパ山という小さな山に登る。登るといっても、ケーブルカーがあるんです。ケーブルカー無かったら登らなかったよね…
山上は遊歩道が整備されており、森林の中を散策できる。ケーブルカーを使わなくても軽いハイキング感覚で登れるようだ。


森の空気が気持ち良い。
不思議なのですが、ルーマニアって国独特の匂いがない。中国だと街中に行けば中華な調味料の匂いがどこからか匂ってくるし、日本もカツオとか醬油の匂いがすると聞く。 ルーマニアって無臭。
山の上からブラショフの町が一望できた。ちょっともやっている。
そして、意外にくらくらする。断崖でもなんでもないんだけど、やっぱり私は高所が苦手なんだろうなあ。怖いのであまり良い写真が取れなかった;;

この山に登るのもちょっとした念願だったので実現できて良かった。
山からの眺めは感無量、最高でした。

カルパチアの真珠と謳われる町 シナイア

ブラショフを出発し、シナイアへ。ブカレスト方面へ向けて南下していく。
シナイアにあるペレシュ城。
初代国王カロル1世により1875年から造営され、1914年に完成した。カルパチア山脈を背にして立つ城の姿はまさに壮麗。ここはぜひ立ち寄るべきスポットのひとつ。
お城の外観も素晴らしいけど、室内の見学が超オススメ。

 

料金プランは1Fだけの見学と1F+2Fありの見学、この近くの別の城のセット券などがあった。

せっかくなので2F込みのチケットを購入。中に入ると靴で床を汚さないようにビニールの靴カバーをはくことになる。使い捨てのペラペラのやつ。
写真撮影をしたいなら、入り口でカメラを見せるジェスチャーをすると料金を教えてくれる。カメラのストラップに領収書をホチキスで留めてくれるので途中途中にいる係員に写真撮影の料金を払っていることをこの領収書で示すことになる。

城内。
レッドカーペットに白亜の像、いきなりテンションあがりますよ!!壁は色違いの大理石でしょうか。 まるでおとぎ話の世界。


調度品がもういちいちスゴイ。絵画に騎士の鎧。
でもこれ夜に歩きたくない廊下だな…


ステンドグラスと長い槍を持つ騎士の甲冑。
これ映画「ヤングシャーロックホームズ」思い出しますね。知っている人はいるんでしょうかw
この部屋には剣や銃、盾などの武器が展示されている。めちゃくちゃ圧巻!!

王族の離宮ということで音楽室、図書室、劇場など
まるで城の中に町があるよう。

もうどちらを向いても絵になる。
このときに中国人団体ツアーが来ていてガイドの説明が終わったところで盛大に拍手しておひねりをポケットに入れてあげていた。
こういう盛り上がりができるのは中国らしいなあと感心。日本人だとへぇ~と静かに納得しているところだと思う。

どの部屋を見てもセレブ~。
2Fは風呂トイレなどの生活スペースや劇場などの大味なフロアが多いので、時間が無ければ1Fだけでも見学すると良い。


ペレシュ城は2度目だけど、何度来てもワクワクが止まらない。
時間が押してきたのでお昼はスープのみで済ませてトゥルゴヴィシュテへ向かう。

ワラキア公国の首都 トゥルゴヴィシュテ

ここはワラキア公国の首都があった場所。14世からこの町の記録が残っている。 ヴラド公はここに住んでいた。
ちなみに彼の治世のときに首都をブカレストに移している。今の首都もブカレストなので戦略的な要所だったのだろうか。

王城跡は公園になっている。教会もある。

ヴラド公の時代より後になるそうだが中世の王宮の跡も残っている。

キンディア塔。この塔はヴラド公が建てた。
中にヴラド公の家系図や略歴などのパネル展示がある。ただ日焼けしてあまりきれいではなかった…。 一番上まで螺旋階段で上がることができる。そして屋上に出られるが・・・柵が低くて怖すぎた。

レンガ造りの王宮跡。
なんだかロマンを感じる。

このレンガの感じ、ポエナリ城に似ている。
廃墟となった王宮跡、雰囲気があっていいですね。

メフメト2世率いるトルコ軍が首都トゥルゴヴィシュテに迫ったとき、ヴラドはこの町のはずれに串刺しの森を用意した。
夏の暑さと焦土作戦に疲弊した上にこの恐ろしい光景を見たメフメト2世は「このような男と戦って何になるのか」と呟いて軍を引き揚げたという。コンスタンティノープルを陥落させた大国の君主にこのように言わしめたというのがスゴイ。

串刺し公とあだなされるゆえんだが、残虐性だけでなく戦略的な意味もあったのだろう。しかし串刺しするの手間がかかりそう。中国で言えば京観みたいなものか??

これでメインの旅は終わり。
ブカレストへ戻ってきた。

ホテルに到着、チェックインを済ませたら夕食はホテルの近くにレストランあるからテキトウにしてねとガイドは去って行った。ホテルは街中に予約したのだが、周辺は暗く、何があるのか全くわからない。
少しだけ周囲を歩いてみたが、レストランなどない。
だ、騙された…!!

あったのかもしれないけど、さすがに夜のブカレストを当ても無く歩き回るのは怖かった^^;
仕方ないのでホテル飯

ソーセージとハムをトマトソースで炒めたもの。ホテルの割にジャンキー感満載だ。

あまりピンとこない味のチョコレートアイス。
最後の晩餐がこのような感じでしたが旅行中は美味しいものや名物料理をいろいろ味わえたので良かった。



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