2025年9月17日水曜日

曹操の墓「曹操高陵」を訪ねる

曹操は日本で人気が高い三国魏の君主。河南省安陽に曹操の墓「曹操高陵」があります。史跡をまるごと博物館として保存した施設で出土品も展示されています。


曹操高陵へのアクセス

曹操高陵最寄りの高速鉄道駅は安陽東駅。日本からは空路鄭州空港へ飛んでハブとなる鄭州から安陽へ向かうルートが楽だと思います。時短のため、安陽東駅から配車アプリ滴滴を呼んで向かいました。最近の公共施設は滴滴の乗り場がタクシー乗り場と同じくらい整備されています。

■所在地:河南省安陽市殷都区安豊郷西高穴村南
■門票:大人50元
■営業時間:8:30〜17:30(最終入場16:30)


安陽東駅の地下。滴滴の乗り場がきちんとありました。中国では滴滴利用者がタクシーより多いかもしれません。往復で滴滴とタクシーを利用してみると、タクシーの方が割高な印象があります。


40~50分ほどで曹操高陵に到着。周辺は超ド田舎です。事前に中国の曹操ファンに教えてもらっていたのは、帰りの滴滴が掴まらないということ。SNSでも訪問者は口を揃えて滴滴いない!ということでした。来たときの滴滴のドライバーと交渉して+α支払いで待機してもらうのも手かもしれません。

駐車場も大きいのですが観光客はまばら。そういうわけでタクシーが待機するでもなし、本当に中国の田舎はカジュアルに遭難できます。


立派な観光センターが建っていました。チケットは公式サイトで予約ができるようになっていますが、普通に窓口でアリペイ利用で買えました。


曹操もゆるキャラになる時代です。こちらはギフトショップ併設のカフェ。帰りに立ち寄ってみましょう。


観光センター外観。赤と黒がテーマカラーになっています。シックでカッコいいですね。2023年オープンということでまだ新しくて綺麗です。


チケットを手にいざ参拝!



曹操高陵博物館を見学

正面に曹操騎馬像。走っていきたい気持ちを抑えて早歩きします。博物館の入り口までメチャクチャ広いです。イベントスペースに使うつもりの広場のようです。田舎なので土地は有り余っているようです。


まだ遠い。博物案の屋根が見えてきました。テンションが上がりますね。観光客が少なくて今後の運営が心配になるレベル。一日8000人までの入場とサイトに書いてあったのですが、完全に杞憂でした。


デザインが謎にカッコいい。この屋根の下は史跡が保護されています。ダイナミックですね。手前にあるのは周辺史跡のジオラマ。ちなみに曹操高陵は鄴城の西にあります。ここを訪問するなら鄴もぜひ一緒に訪問して欲しいです。鄴城遺址には銅雀台の土台が残っています。



通路を通って史跡を間近に見学できます。神道の柱の跡が残っています。発掘ってこんなに綺麗に掘るのか~と感心。土も平らに慣らしてありますね。




お供えスペースには三国志のカードゲームのカードや関羽の肖像、頭痛役などがありました。最近の中国では日本のように三国武将のサブカル的ヒーロー認知が進んでいると感じました。アプリゲームなどの影響もあるんでしょうかね。




こちらは墓道。長さ約四十メートル、地表からの高さ十五メートルで最奥に墓室への入り口が見えます。ここはガラス張りになっていました。以前博物館として整備される前に訪問して見学できなかったので感激です。この先に曹操が埋葬されていたと思うと胸熱。

夏侯惇が一緒に葬られていたのではないかという説もありますが、定かではありません。夏侯惇の墓とされる場所は諸説あり、明らかになっていません。魏の大将軍だったのできちんと埋葬されているはず。私が生きているうちに発掘されないだろうか。



地下展示スペース

地上は史跡の展示で地下に博物館があります。曹操墓の根拠になった「魏武王」と刻まれた石牌も展示されていました。日本の東京・九州で開催された三国志展でも目玉の展示品でした。


展示のデザインもカッコいい。曹操墓は盗掘に遭っており、めぼしいものは盗まれてしまった可能性があります。それでも多くの出土品を見学できて満足。

曹操は薄葬を望んでいましたが、しかしその身分にしてはあまりに出土品が貧相らしい。盗掘した人はドブに落ちればいいと思います。





展示品の他に曹操の活躍を紹介するコーナーもありました。魏ファンなら楽しすぎます最高です。



ギフトショップには意外とグッズが充実していました。最近の中国の博物館はギフトショップのラインナップが豊富です。出土品モチーフのグッズがたくさんあって驚きました。進化しているんだなと感慨深いです。


曹操がデフォルメキャラになっとる。




これは面白グッズ。アイマスクですね。曹操が眠っているときに近付いた者を斬りつけたエピソードから寝てるときに近付くなというブラックジョークになっています。


中国の観光地で流行っているご当地スタンプ。御朱印帳に似ていますね。オリジナルの白紙ノートを販売しており、スタンプを押してくれるようです。しかし種類多過ぎない?客が待っているのに一人しかいない店員さんが10ページ以上のんびり丁寧に押していました。これも田舎ののどかな風景で微笑ましいです。


博物館のトートバッグは定番ですね。三国志モチーフのいろんなデザインがあります。私は石牌の刻印デザインを買いました。曹植のエピソードにちなんだ洛神賦デザインもありました。


安陽東駅へ帰還

古い曹操高陵の頃にあった文物碑を見つけました。2017年以来、ここで再会できたことに感激です。置き場所が雑で面白い。


ゆっくり見学できたので安陽東駅に戻ります。観光センターのスタッフにバスのことを聞くと、一応バスの来る時間帯が決まっているそうですが田舎あるあるで参考程度らしい。バス乗り場を教えてもらい、看板を見るとこりゃヤバい。田舎の各駅停車で80分と時間もかかる。

滴滴アプリを軌道すると、車サーチの円が回り続けて見つからない。本当に辺鄙な場所なので村の方まで行くにも距離があります。最悪バスが来ると思うのですが、気持ちは焦ります。
たまたま客を乗せてやってきたタクシーを掴まえることができました。メーター走行で滴滴より多少割高になりますが、乗れて良かったです。無事に高鉄駅に戻ることができました。


列車の待ち時間に駅前の道路で見つけた看板「銅雀路」


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