のどかな田園風景と横溝正史疎開宅
楽しみにしていた映画「八つ墓村」(2026年版)が公開され、映画館に観に行きました。劇場で配布されていたロケ地マップを参考にロケ地巡りをしました。いきなりロケ地ではないのですが、横溝正史疎開宅からスタート。ちなみにそこそこ田舎なので車がないと厳しルートになります。
「八つ墓村」「獄門島」などの推理小説で有名な作家、横溝正史は昭和20年に東京から岡田村(現在の倉敷市真備町岡田)に家族とともに疎開しました。横溝先生はこの地で足かけ4年過ごし、「本陣殺人事件」を執筆、この家で金田一耕助が誕生しました。
- 住所:岡山県倉敷市真備町岡田1546
- 行き方:井原鉄道川辺宿駅から徒歩約35分、または自家用車(無料駐車場あり)
- 入場料:無料
- 営業時間:10:00-16:00(月・木・金、年末年始休館、訪問前に最新情報を要確認)
門をくぐると日本庭園が。見事な松の木に圧倒されます。玄関前には金田一顔出しパネル。
家の脇に横溝先生の像が建っています。庭にある石に腰掛ける姿。屋内に展示されている写真を参考に作られたようです。腰掛けていた石は今も庭に残されています。写真と照らし合わせて探してみましょう。
寄り道しましたがいよいよお宅にお邪魔します。公開中の2026年版八つ墓村のポスターが貼られていますよ。このポスター、よく見ると墓石なんですよね。そして顔が浮き出ていて、上には世界観を表わすミニチュアが。よくよく観察すると芸が細かいです。表札には金田一の名前も。
こちらは入場無料。地元融資の方が運営してくださっています。写真の説明や展示品のことなど、お話をお聞きしました。お茶までいただき、恐縮です。疎開宅周辺は「金田一耕助の小径」という散歩コースになっており、ガイドブックを販売しています。一冊300円、良心的な価格です。
和室には真備町で開催されたコスプレイベントの様子が展示されています。
和室からの眺め。ここで名作が執筆されたのかと思うと胸が熱くなります。縁側のある和室って良いですね。この家を保存するよう働きかけてくれた近隣住民の方には感謝です。
懐かしい装丁の角川文庫。貴重なコレクションです。この時代は文庫本一冊500円もしなかったんですね。今やほぼ二倍。世知辛い世の中です。
横溝先生は岡田村の人々と畑で農作業をしていたそうです。今でも周辺はのどかな田園風景が広がっています。
疎開宅の前にある金田一畑。小さな花畑になっていました。疎開宅を訪れるファンのために近隣住民が心を尽くしてくれていることが感じられ、ほっこりしました。
井原鉄道の鉄橋
映画冒頭で辰弥が八つ墓村へ向かう道中のシーンで登場した鉄橋は井原鉄道の高梁川橋梁。総社駅(岡山県)から 神辺駅(広島県)を結ぶ約42キロの路線で地域の足として活躍しています。
この写真を撮影したのは土手を走る片側1車線の道路からで、ほとんど歩道がなく車もスピードが速い!脇を大型トラックがすり抜けていくときは恐かったです。土手が舗装されているのでどこか降りられる場所があったのかもしれませんが、よくわからず。すぐに退散しました。
帰ろうとしたときにちょうど電車が通過。田舎のダイヤなので電車が見られるとは思わず、ラッキーでした。車輌は一輌。なんともかわいい。
バス停前の西脇屋商店
映画で辰弥と金田一がバスを降りたところにあった商店。現地に着くとそのままの風景に感動!お店が開いていたのでお邪魔しました。奧さんが店番をされており、映画ロケの話をしてくれました。とても気さくな奧さんで尾上さんと一緒に写真を撮ってもらった、と壁に貼った写真を見せていただきました。いやあ羨ましい。
- 住所:岡山県高梁市中井町2962
- 行き方:自家用車、またはレンタカー推奨(駐車スペースあり)
- 営業時間:詳細不明
すぐ前の川も子供が遊んでいる場面で使われたそうです。あの辺りにフリフリさんがいましたよ、と教えてもらいました。
この橋も登場しましたね。この辺り本当にそのままです。
商店の前の坂を上っていくと八つ墓明神として登場する神社があります。途中、坂道からの風景。明るい八つ墓村!自然豊かで古き良き日本の農村風景が広がっていました。
その2へ続く。






















