九份の近隣にも観光スポットが点在しています。鉱山関連史跡の黄金橋、巨大関羽像が有名な勧済堂、フォトジェニックな虹色の階段が素敵な隠れ家的スポット祈堂老街をご紹介。
鉱山史跡黄金橋
九份はかつては金鉱として栄えました。九份老街からバスへ乗ってさらに向こうへ進むと鉱山関連の博物館や史跡、小さな老街があります。この辺りも散策したかったので九份に二泊しました。
九份老街のバス停から本数が多いのは「黄金博物館」行き。これから紹介するスポットは黄金博物館から徒歩で回りました。徒歩圏ではあるのですが結構歩きます。
まずは黄金橋という崩れかけた石橋を探しにいくことにしました。これはGoogleMapでたまたま見つけたスポットです。地図が大味だし、看板もありません。そこで博物館の近くにいた現地女性に尋ねました。スマホの写真を使ってすごく丁寧に教えてもらえ、大感謝。
坂道を下り、住宅街へ。途中までは教えてもらった道を進んでいたのですが目印を見落として迷子に。住宅地の老人に尋ねると「あっち」と適当な返事が。一応進んでみたけどどうも真逆だ。もう一度戻ると若い女性がおり、途中まで一緒に行ってもらえた。台湾の方は旅行者に優しいです。本当に助かりました。
無事到着!廃墟ぶりがすごい!橋の上にあるアーチ状の石は水路になっており、鉱山運営に必要な水を引く設備のようでした。橋の上に斜めにかかっており、人が渡る橋の一部かと思ったら違いましたね。
道沿いを歩いているとこのような鉱山関連史跡を見つけることができます。観光スポットとして大々的に紹介されているわけではないので、茂みの中の古いコンクリートが実は史跡だったという感じ。
川の方へ降りて岩の上から見上げる構図で。ハイキングがてらの観光客がちらほら通りがかるくらいでほとんど人通りはありませんでした。到達までが大変だったので、ちょっとした秘境探検の気分を味わえました。
ノスタルジーを感じる祈堂老街
大観光地九份とはまた趣きが違い、山合いにひっそり佇む祈堂老街。坂道に連なる古い民家がとても味わい深いです。古民家を改装したカフェなども見かけました。ほとんど観光客がいません。まさに隠れ家スポット。
どこか日本の古い家を彷彿とさせるノスタルジックな風景がとても素敵です。
金瓜石勧済堂へ続く「彩虹階梯」はカラフルな虹色に塗られた石段。手すりまでカラーリングされており、登るのも楽しくなります。でも暑かったのとここまで来るのにすでにかなり歩いていたのでちょっと息切れしました。途中の商店で飲み物を買って休憩しました。
金瓜石勧済堂
勧済堂って何だろうな、と全く基礎知識なくとりあえずやってきました。階段を上ると目の前に立派な門が見えてきました。
なんと、こちらは関羽を祀るお堂でした。門をくぐると見覚えのあるシルエットがあったのでよくよく見れば関羽像。台湾でも関羽はとても人気があります。
こちらは展望台の台座にあった立派な石碑。関羽の人生がダイジェストで解説されていました。
デデン!前情報がなかったのでサプライズ案件。春秋を読む巨大ゴールデン関羽像がお堂の上に鎮座していました。その高さ10メートルで東南アジア最大の関羽像なんだそうです。近くからだと画角が難しい。
お堂から出て振り返ると、来たときには風景に同化して気がつかなかった巨大関羽像が。立派なお堂でした。ありがたや。
川を渡った対岸から眺める虹色の階段と関羽像。その巨大さが改めてよくわりますね。山の斜面に張り付くようにひっそりとある老街でした。こじんまりしたスポットですが、観光客は少ないしカラフルな階段や巨大関羽像を拝めて得した気分でした。
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