タンネリはフランス語で革なめし工房を意味します。モロッコのフェズにある伝統的な革なめし工房は人気の観光地です。
バルコニーから革工房を見学
フェズの迷路のような旧市街地を抜けて辿り着いたのは革工房タンネリ。近くにくると独特の匂いが漂ってきました。工房近くは皮製品の露店も多くなっていますちなみに団体ツアーで訪れたので、現地ガイドについて迷わず来ることができました。もし個人でとなると行ける気がしません。
革工房は人気観光地なのでお土産店になっています。モロッコのお土産はスリッパやサンダルが人気。多彩な色の皮製品が並んでいました。工房で買えば安い気がするのですが、勧められた商品はとても高くて高級革と言われてもこの値段ではなぁ・・・・・・というものでした。後に訪れたマラケシュのフナ広場で同じようなサンダルが十分の一程度で売っていました。
革工房の中は独特の染料の匂い。お店のスタッフがミントの葉を配ってくれました。革工房では定番のようです。これを丸めて鼻に詰めると匂いがマシになるという仕掛け。気休め程度で貫通してきます。
ガイドブックでも紹介されている有名な景観。丸や四角の容器には染料が入っています。革を柔らかくするために鳩の糞が使われるそうです。白いのが石灰や鳩の糞が入った容器。土産物店のベランダから見学させてもらえました。
そしてここがまたすごい匂いです。よく見れば、容器の縁に職人が立っています。この匂いと暑さの中、よく頑張れるものだと感心します。皮製品が高いのも納得です。
土産物店のバルコニー。しっかり皮製品をアピールしています。牛、羊、ラクダといろんな動物の皮が加工されています。
フェズ旧市街
革工房のある旧市街を散策しました。モロッコには猫が多くて、よく見かけました。海外の街並みと猫はそれだけで絵になりますね。
映画「プリンスオブペルシャ」に登場する街並みまんまの景観に感動!ロケ地がモロッコだったそうです。
レストランでモロッコ伝統料理
旧市街のレストランでランチでした。吹き抜けのある建物は緻密なタイル装飾が素敵。テーブルセットもゴージャスで気分が上がります。
濃厚なかぼちゃのスープ。
タジン料理。鶏肉のソース掛け。タジン鍋で持って来てくれたのですが、シャッターチャンスを与えてくれませんでした。手慣れていて回収が早い!
クスクスは小麦から作られるパスタを細かく刻んだような料理。水が貴重な資源であるアフリカで少ない水で作れるよう工夫されたそうです。
モロッコの料理は日本人の口にも合うと思います。ツアーだから失敗のない店をチョイスされていたのかもしれませんが、どの料理も美味しかったです。
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