杭州市街地の南西に呉の孫権の故郷、孫権故里を訪ねました。現在も子孫が暮らす古い街並みが残されており、龍門古鎮として国家AAAA級景区となっています。(2017年訪問)
孫権故里(龍門古鎮)へのアクセス
孫権故里は杭州の中心部から直線距離で南西に50キロ余り、車で1時間強の場所にあります。富春江の南、龍門山のふもとに位置するのどかな村です。龍門古鎮という観光地になっています。
【孫権故里(龍門古鎮)基本情報】
■住所:
■交通:杭州駅から車で1時間強、または富阳市区汽车西站が最寄りバスターミナル
■営業時間:8:00-17:00
■門票:80元
■見学所要時間:1~2時間
※情報は当時のものです。訪問前に各自ご確認ください。
美しい中国の古い街並みを歩く
孫権故里(龍門古鎮)に到着すると、「孫権故里」と壁に大きく書いてありました。意外とちゃんと孫権アピールしており、三国志ファンとしては嬉しいですね。幼稚園の子供たちが見学に訪れていました。他にも団体ツアーが何組か。そこそこ賑わっていますがひどく混雑しているわけではない、ちょっと穴場の古鎮です。石の前でおばちゃんがポーズを決めて写真撮影をしており、なかなか撮影チャンスが無い...このような石碑の前は記念撮影スポットで、みんなポージングが決まるまで何度も撮影するのでなかなか空けてもらえません(笑)
この町は人口7000人余り、孫権の子孫が暮らしており、90%は孫姓とのこと。古い街並みは文化遺産として保護されているので勝手に改修できない、また改修にもお金がかかるので住むのも大変なんだそうです。入場料を払って見学する場所に普通の暮らしがあるのは不思議な気分です。
お気に入りの見学スポット、硯池。池の向こうに立ち並ぶ古い街並みが水鏡に映る景色が美しいです。近くにカフェがあるので散策に疲れたらここで休憩してもいいでしょう。
川沿いの町並み。石造りの家が並びます。狭い路地も雰囲気があって素敵です。
孫権を祀る祠、孫氏宗祠
孫権というか、孫氏を祀っている場所ではあるのですが、孫権の大型パネルや三国志の呉の武将たちのパネルが並ぶ三国志ファンには嬉しい場所。位牌を並べた場所には孫堅の名前を見つけました。あの孫堅なのでしょうか。地元だけに孫呉を推しています
この付近ではバドミントンのラケットの生産で有名だそうです。古鎮の中の商店でもラケットのお店がありました。バドミントンを楽しむ孫呉の武将を想像すると愉快です。もちろん、三国時代にはバドミントンなどありませんが(男塾世界ではありそうだ…)
そして、実はこの近くにもうひとつの孫権故里があります。 龍門古鎮の外の食堂で昼飯を食べてから向かいます。タクシーを利用しようと思ったのですが、全然タクシーが通らない…。ガイド氏が食堂のおっさんと交渉してくれ、だいたいの場所を知っている人を探してくれました。ボロい軽四(中国には軽は無いのでそんな感じの車)でやってきたおっさんの車で向かうことになります。
食堂で食べた卵いり麺。見た眼はアレですが、味はしっかりして美味しかったです。
父親と兄が生きていたらどうなっていたか。
返信削除その場合はあまり大成しなかったのかもしれませんね。
父と兄が殺されて、孫権の不退転の決意があったでしょうね。孫策が生きていれば2人で江東を支配したのか、それはそれで見てみたかったIFです。
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