司馬懿が五丈原の諸葛亮と渭水を挟んで対峙した場所、司馬懿点将台へ向かいます。司馬懿側の陣営があった場所を訪問できるとは、軍師連盟ファン冥利につきるというもの。

西安から五丈原方面へ
西安3日目、この日は現地ガイドさんとドライバー同行で三国志遺跡を案内してもらうメインの日!
五丈原に行かれたことがある方から高速鉄道で行けますと教えてもらっていたので車なしで行けるかなと思っていたけど司馬懿の陣もまわってもらえるとこのことでここは車もお願いした。
朝7時にホテルで待ち合わせ。
チェックアウトを済ませてロビーのイスに座っていたら正面にそれっぽい人が…でもそのまま数分コンタクトせず。様子をうかがっていると、どう見てもガイドさんぽいのでたちあがると向こうも立ち上った。
私:「あーどうも、よろしくお願いします」
ガイドさん:「中国人にしか見えなかったよー」
一体どういう意味だろうか…!?
馴染んでるということで褒め言葉としてとらえておこう。早速車に乗り込んで出発。高速道路を約2時間ほど走り、インターを降りると早速目に入った朝陽に輝くこちらの看板。
孔明!!さっそくテンションが上がる!!司馬懿はないかな~ないだろうな~w
司馬懿が魏軍を率いて駐屯した三刀嶺村
最初に向かうのは司馬懿が駐屯したエリア。農村の中へ入っていく。この辺一体魏軍の駐屯地だったそうです。
いいね漲ってきますね!!
中国の農村風景は味わいが深くて好き。この時期は菜の花が咲いており、素朴な情緒がある。ここは三刀嶺村というところで、司馬懿が関羽に三回斬りかかられる夢を見たという伝説があるそうです。そのまま村の名前になっているのが面白い。村の看板が無いので役場っぽい建物に書いてあった名前を記念撮影。
のどかな村の風景。レンガ造りの建物がいい。
スクーターに乗っている村人。
司馬懿が諸葛亮と対峙した司馬懿点将台
村から高台の方へ向かう。
この高台は台地になっており、台の上も広い平原が広がっていてびっくりした。
この先に司馬懿が孔明と対峙した司馬懿点将台がある。車を止めて畑の脇を10分弱歩く。
途中、木の枝を掴んだら思い切りでっかい棘が刺さって流血騒ぎになってしまった…
大したことはないけど郊外の遺跡巡りはきれいな場所ばかりでないので汚れても良いカッコと絆創膏とかちょっとした傷薬を持っておくと良い。私はいつも消毒がついたウエットティッシュを持っているのでそれで拭いておいた。ガイドさんが粘着力強すぎの絆創膏をもらった^^;さて、この先にあるのは司馬懿が立っていたという場所。
枯れかけた木が立っている…これが司馬懿を表しているらしい。ちなみに近くには文物碑はない。ここで孔明から贈られた着物を羽織って立ったという説明だった。ちなみに着物は演義で、晋書には女物の髪飾りという話。この場所は渭水を挟んで対岸に五丈原があるというロケーション。
この崩れかけの土盛りに司馬懿が立ったかどうかは分からないが、この地で魏軍と蜀軍が対峙していたのだろう。今私は魏軍の駐屯地にいるんだなあ…感激だ。遠くにかすむ五丈原を眺めながらしばし感銘に浸る。司馬懿(役の枯れ木)の背から臨む五丈原
西側には近代的な都市が見えた。
もういっちょ、朝陽に輝く司馬懿(役の枯れ木)これ木がもうちょっと青々しかったらイイ感じだったのだが…ガイドさんによれば以前より木が小さくなっているとのこと。
文物碑が無いのは政府も忙しいからですという説明だった。認めたら管理の手間が発生するから、ということ。でもここから眺める五丈原の景色は本物。良い三国志遺跡だった。
途中、トイレに行くためにホテルに立ち寄った。
フロントに声をかけてお借りすることができた。
観光地ならまだしも、田舎町ではホテルや役場みたいな場所くらいでないときれいなトイレが難しい。
コンビニに行けばきれいなトイレがある日本は恵まれているなとしみじみ思った。
朝が早かったので11時前だけど早めのお昼。
渭水を渡ったのでこの辺は五丈原エリア。お店の看板にも五丈原とある。現地の看板に三国志地名を見つけると嬉しくなるね!
食事をしたお店。三国の名前がついている!祖国のアピールも忘れていません。
注文したのは冷菜盛り合わせ。豚肉のスライスと寒天の上にしめじが乗っている。中には豆もやしと菜っ葉がつまっていた、美味しそう!家でも作って食べる郷土料理らしい。ちょっと酸味のあるたれがサッパリしていて美味い。
中にぎっしり野菜が詰まっている。
岐山麺。
細めんでつるつるいけた。赤っぽいけどそんなに辛みはない。中華風味にほのかな酸味がある。この辺の人は酸味が好きなのかな。
店を出て、この周辺が魏延城と教えてもらった。魏延が駐屯していた場所だが、特に史跡が残っているわけではないよう。通りの写真を記念に。
諸葛亮廟と看板も出ているところが五丈原になります!
これから五丈原へ出陣!!
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