ハルビンの歴史と共に歩んだ駅舎
ハルビン駅は清朝の1899年に中国とロシアが共同で建設した東清鉄道の駅です。これまで4回の改築を経て現在に至る。中国の洋風建築の駅では2番目の大きさで、東北三省で4番目に大きな駅。
レトロな時計が掲げられた洋風の駅舎。当時流行していたアールヌヴォー様式を採用しています。設計者はロシア人建築家のキトヴィチで、ロシアのサンクトペテルブルクで設計案が作られました。建設当時の駅舎の写真を見ると今とほぼ変わらない姿でした。
ホームの景観もレトロモダンでカッコいい。ハルビン市街ではモスグリーンの鉄骨デザインの建築が各所で見られるのですが、同じデザインの駅舎に感激。ヨーロッパの駅のようですね。映画「ハリーポッター」風の駅として話題になっています。よく見ると違うけど、雰囲気です。
ドラマ「陳情令」で知った肖戦のポスターを見つけて嬉しい。結構大きくて駅の各ホームにありました。青島ビールの広告です。
このホームを見学するためにハルビン西駅への高速鉄道の切符を買いました。入場券があるのかもしれませんが、まあせっかくなので列車に乗ってみようということで。ハルビン西駅までは所要時間十分。近すぎるのでほぼ徐行運転でした。
ライティングも美しくて総合的にデザインされた駅だなと感じます。これほど美しい駅は初めて見ました。
高速鉄道も停まります。
こちらはハルビン駅から一駅のハルビン西駅。市街地から空港よりにある駅です。ハルビン駅と比べるとずいぶん殺風景で拍子抜けしました。乗り換えが必要ですが、地下鉄でも移動できる距離です。利用者も少なめでした。
伊藤博文暗殺現場と安重根記念館
ハルビン駅は伊藤博文の暗殺現場でもあります。伊藤博文は日本の初代内閣総理大臣で、初代韓国統監となりました。明治維新の実現に貢献し、大日本帝国憲法の制定するなど、日本の近代化に尽力した人物で、千円札のデザインにも採用された人物。
満州・朝鮮問題についてロシアの蔵相と非公式に話し合うために訪問したハルビンで韓国の活動家、安重根に射殺されました。
ハルビン駅には暗殺現場となったホームと、安重根記念館があります。南広場の正面左手に入り口がありました。
入場は無料。身分証の提示が必要で、日本人はパスポートを提示します。パネルや資料の展示が主です。以前は待合室だった場所だそうです。簡体字と韓国語で英雄としての安重根の生涯が解説されています。
伊藤の考えは慎重論だったという説もありますが、当事者としては関係なかったのでしょう。日本人とは異なる視点で歴史を学ぶというのはこういうことだと感じました。
こちらが事件現場のホーム。歴史的事件な場所ということで緊張します。記念館側の窓ガラス越しに見学しました。ホームの床にある三角と四角の印が安重根と伊藤の立ち位置だそうです。意味的には三角の方が狙撃者でしょうか。
近代史に興味があればぜひ訪れてみてください。
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黒竜江省ハルビン(哈爾浜)の街並みを紹介。古い洋風建築と中国要素が織りなす不思議な景観が魅力です。中央大街、聖ソフィア大聖堂のライトアップなど夜の景観もあり。
※一部センシティブな内容(戦争遺産)を含みます。
【収録場所】中央大街/聖ソフィア大聖堂/東北虎林園/果戈里大街/果戈里書店/侵華日軍第七三一部隊遺址/師大夜市/グルメ











