2020年8月10日月曜日

ベンガラと銅の町 吹屋ふるさと村

岡山県高梁市成羽町にある吹屋ふるさと村は、赤銅色の瓦とベンガラ色の外観に統一された街並みが見事。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。


ジャパンレッドの街並み

吹屋は江戸時代から明治にかけて長者達が後世に残した文化遺産で、ベンガラ色の統一感のある街並みや豪商の邸宅を見学することができます。島根県の宮大工の棟梁を招き、統一感のある街並みを作り上げたというのは当時としては驚くべき先進的な発想だったそうです。

映画のロケ地にも選ばれており「燃えよ剣」や「八つ墓村」が撮影されました。

【アクセス】岡山自動車道賀陽ICから約50分
 または、JR備中高梁駅から吹屋行きバス約55分、終点下車
【料金】無料
【所要時間】街並みゆっくり散策なら約60分 古民家見学を含めると+60分程度


古民家を改装した飲食店もあります。この日は真夏で、そうめんセットをいただきました。和室に扇風機に麦茶。おばあちゃんの家で寛いでいるような気分です。

片山家住宅 豪商の家の中を見学できます。

【料金】大人500円 小人250円 他施設との周遊券あり
【開館時間】10:00~17:00
【所要時間】約30分

木造の古民家。調度品がレトロで時代劇の中に迷い込んだような気分になります。庭や縁側など、雰囲気がありますね。

屋根裏部屋かな、事件が起こりそうな気配(金田一風に)

街並みを抜けると神社がありました。高台になっているので、眺めがいい。山間の村というのがよく分かりますね。公園と小さな社がありました。

明治のベンガラ工場 ベンガラ館

テキスト吹屋から車で移動して、ベンガラ館へやってきました。明治時代のベンガラ工場を復元した施設で、製造過程を見学することができます。ベンガラ(弁柄)は赤色顔料のひとつで、最初に産出したインドのベンガル地方に由来するそうです。吹屋は日本における主要な産地でした。

【アクセス】吹屋ふるさと村から車で5分程度
【料金】大人300円 小人150円
【所要時間】約20分


歯車に水槽、やはり事件が起こりそうな気配(金田一風に)機材が赤銅色に染まっている様子も再現していますね。

笹畝坑道で洞窟探検

吹屋近郊にある坑道跡。江戸時代から大正時代まで操業していた銅山を復元しています。真夏に行きましたが、内部は気温がかなり低く、寒いほどでした。

【料金】大人400円 小人200円
【開館時間】10:00~17:00
【所要時間】約30分

狭い坑内は雰囲気があり、近くに立ち寄ったなら一見の価値あり。奥まで歩いて5分もかからないほどで、さほど広くはないのですが冒険気分を味わえました。

丘の上の大豪邸 広兼邸

銅山と硫酸鉄の製造で巨大な富を築き上げた庄屋の邸宅です。江戸末期に建てられた城郭のような豪邸は圧巻。映画のロケも行われたそうです。

【アクセス】吹屋ふるさと村から車で10分程度
【料金】大人400円・小中学生200円
【開館時間】10:00~17:00
【所要時間】約30分


石垣のある道路からの眺め。村を見下ろす景観はすばらしい。

ずっと奥まで続くいくつもの襖。広さに驚く。

金田一耕助「獄門島」のロケで使われたようです。

囲炉裏のある部屋。すぐ脇がかまどになっている。冬は寒そうだ。

邸宅の立派な石垣。まるでお城ですね。




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