2019年6月16日日曜日

軍師連盟ロケ地訪問記-横店影視城へ行こう

中国映画・ドラマファンの聖地、横店影視城 秦王宮に行ってきました!軍師連盟の魏の宮殿で主に登場する建物です。ドラマに登場する建物そのままの景観には感動しました!!司馬懿や曹操、曹丕、曹叡たちがいた場所へ、いざ!!



東洋のハリウッド、横店影視城


   横店映視城は浙江省にある「東洋のハリウッド」とも呼ばれる有名な巨大映画村で、街中に5つのエリアが点在しています。「軍師連盟・虎嘯龍吟」の撮影をしたのは主に秦王宮エリア。他に明清宮苑、明清民居、広州街・香港街、清明上河図があります。

 エリア間の移動は循環バスが便利。各エリアと導線上のホテルが停留所になっています。今回、私が宿泊したのは提携ホテルらしく、滞在期間中に使えるバスチケットをもらうことができました。ホテルのフロントに尋ねると無料でもらえます。


 バス路線。朝8時前から景区の営業時間終了の17時ごろまで運行。路線はシンプルにA線と逆路線となるB線でこの区間を行き来しています。横店の街ではタクシーが少ないと感じましたよ。こうして便利な無料シャトルバスが走っているのでタクシーを利用する人は少ないのだろう。夜間はタクシーになるのかな?ちなみに前回紹介した高速鉄道の義鳥駅行きはB線終点の運客中心から発車しています。

 派手なラッピングバスが運行している。バス停も映画村をPRするデザイン。ちょっと年季入ってるけど…。




軍師連盟ロケ地、秦王宮へ

秦王宮 基本情報

■門票:単独170元 複数の景区との組み合わせチケットもあり
■見学所要時間:建物だけなら約2時間 ショーが開催されているので全部見学していたら丸一日滞在になるかも。

 ここに来るバスは城壁沿いを走るのでそれだけでドキドキします。こちらが城門!!でかーい!!


 チケット売り場はこの正面。チケットはカード式になっており、この門の中に入場ゲートがあります。カードはそこでカードリーダーに通すと無くなってしまうのですが、この門の入り口におそらく以前使われていた紙のチケットが無料でもらえるようになっているので記念にゲットしておこう。

 門の脇を守る辟邪。辟邪と言えば軍師連盟で曹叡に仕えた宦官の名前ですね。辟邪はそもそもは魔よけの動物の名前です。魔よけの意味の名前を宦官につけた曹叡(辟邪と名付けたのが曹叡かどうかは謎ですが、おそらく)、なんだか意味深ですね。

 門をくぐればそこは漢王朝の宮殿!!この建物も軍師連盟で見たことがありますね。一気にテンションが上がります。そして歴史ものっぽいオブジェもたくさん。横道にそれてしまいなかなか先へ進めませんw



 この門の先に例のあの、あの通路がありました!!司馬懿が一人歩く姿が印象的な高い壁の通路です。これが実際にあると知って横店を訪問しようと決めました。

 ここ、最初はCGだと思っていたのですが、実際にあるんだなあ…と実感できました。左右に長い道が伸びています。人民の皆さんもあまり奥まで行かずに手前から撮影していました。人がわらわらいそうだと思ったけど、以外と空気読んでた!  ここは複道といって、皇帝の通り道なんだそうです。インパクトある絵が撮れるのでいろんな映画に登場しているんだとか。ちなみに帰ってから「Three Kingdoms」を観ていたらスリキンの司馬懿もここ通っていましたね。車でw


 ここが洛陽の魏の都!!前半でも使われていたかな。この階段のところで曹叡が酸梅湯を飲んでいましたね。で、タネをペッと吐くw司馬懿と司馬昭がこの辺にいたんじゃないかと階段周辺をうろうろ…。建物は見比べるとCGでちょっと盛ってありましたが、まさしくこの建物で間違いないでしょう!  階段の上からの眺め。曹叡はこの景色を見ていたんですね。この庭は曹丕の曹魏の際にも使われていたと思います。白い葬列と青々とした芝生のコントラストがきれいでした。


 これも特徴的な渡り廊下。背景にここが映ると、おっ秦王宮だなと思います。

 王宮内。ここも見どころなのですごい混雑でした。入口にみやげ物の売店、軽食スペースもあります。売店では新作ドラマのブロマイドがたくさん売られていました。もしかしたら軍師連盟の放送中にはブロマイドなどもあったのかもしれません。

 入口。大きな扉と光が印象的。この左右が売店。

 群臣がいた広間。実は水を張っていたんですね!!びっくりしました。赤い梁の天井や柱など、まさに軍師連盟の舞台!!ここも周辺にすごい観光客がたくさんいたのですが、外でショーが始まると蜘蛛の子を散らすようにいなくなりました。

 この廊下も宦官や文官たちが歩く場面でよく使われました。司馬懿と曹爽が道を譲りあう場面もここでしたね。宮殿周辺にはたくさんの撮影スポットがありました。ドラマのシーンと見比べてみたらまた面白いですね。

 駐車場の屋根にたくさんのドラマのパネルが並んでいました。もちろん軍師連盟もあります!!
 売店で食べた春雨。観光地とあって売店の値段は高めです。思えば横店では安くておいしい店を見つけられていません。


 売店にまさかの連盟グッズがありました。大判の扇子です。司馬懿のアップがカッコイイですね。やっぱり昔はもっといろいろあったのかなあ…でも流行りすたりの激しい中国でこうしてグッズが手に入ったのはラッキーでした!!

 

2019年6月15日土曜日

軍師連盟ロケ地訪問記-横店影視城へ行こう アクセス編

中国ドラマ・映画ファンなら知っている聖地、横店影視城。ドラマ「軍師連盟」の宮殿や街並みのロケに使われたと知って訪問してきました。長距離バスやタクシーを利用しないと行けないので少しハードル高めかと思われますが、案外行けます!まずはアクセス編。



横店影視城へのアクセス


 今回は仙都風景区から高速鉄道で最寄駅の義鳥駅へ向かいました。高速鉄道の義鳥駅からのアクセス情報をお伝えします。他にも杭州からバス、義鳥空港からバスやタクシーという手段があるそうなので日本からのアクセスや他目的地との兼ね合いで参考にしてください。


 義鳥駅を出たら、バスやタクシー乗り場の案内看板がでています。アイコンで分かりやすいですね。

 矢印の通り歩いて行くとすぐにバス乗り場があります。が、こちらは市内循環バスなので脇を通ってバスセンターへ向かいます。看板にも行き先の「横店」の名前があります。


こちらがバスセンター。「汽車」は車の意味ですね。この中で横店行きのチケットを購入します。

 チケット販売の窓口。行き先や料金、時間などが電光掲示されています。窓口では「横店」と書いたメモとパスポート、料金20元(2019年6月当時)を出せばチケットを発券してくれます。

 バス乗り場。横店行きの掲示が出ています。バスは約20分おきに発車しているそうです。待合には席も少ないので立って並びました。この日は土曜日とあってそこそこお客さんが並んでいます。

 このような大型バスで移動。荷物がある場合はトランクへ、セルフサービスです。席もフリーなのでシートベルトやリクライニングが壊れていない席を選びたいですね。バスの所要時間は約70分。横店行きのバスですが、しっかり横店影視城と書いてあります!
 
 バスに乗り込んだら、係員のおばちゃんがやってきて、降りる場所を聞いています。ここで私は中国語がさっぱりわからないので???となっていたら何だコイツみたいな顔でスルーされました…。

 今回、私は秦王宮近くのホテルを予約していました。途中、バスは明清宮苑などのスポットの前で停車していましたが、秦王宮の方へは行かなかったような気がします。土地勘が無くてどこで停まっていたのか覚えていないという…。とりあえずバスの終着駅は中心部から少し離れたバスセンターなのでそこまで乗っておくのが無難かもしれません。 
 
 これがバスセンター。ただし、バスはこのバスセンターに入る前の道端で乗客を降ろすのだった…。最後の乗客が降りたので慌ててついて行ってしまったのですが、バスセンターに入るまで乗ってたら良かったのかもしれない。 

 たまたまバスセンターから出てきたタクシーを捕まえることができたのでスムーズにホテルに到着できました。タクシー代は13元。ここは観光循環バスの終着点でもあるので、日中であれば循環バスを利用できそうです。ただ、循環バスは観光地が閉まる時間までしか動いていないようなので夜遅めに着くとタクシーしかありません。

 秦王宮近くのホテル。このホテルは循環バスの路線上にあって便利でした。  ただ、近くに店が無いのが不便。裏手にはあったのかもしれない。やむなくホテル飯で済ませました。この地方は豆腐が有名なのかやたら豆腐料理のメニューを見かけます。一人で豆腐一丁…中国の一人飯は時に試練だwでも美味しかったです



軍師連盟ロケ地訪問記-仙都風景区へ行こう②小赤壁

仙都風景区は5つのエリアに分かれています。そのうちのひとつ、小赤壁へ行ってきました。
三国志と言えば赤壁、ということでチョイスしたのですが、実はここも軍師連盟のロケ地だったのです。


仙都風景区内の移動

  鼎湖峰へは朝一番にタクシーで直接向かったのですが、仙都風景区内は循環バスが走っています。間隔は約15分~20分程度。料金は20元。鼎湖峰のチケット売り場でバスチケット込の料金を支払っているのでこれで乗車できるはず。ルートはこのようになっています。行き来しているので目的地の方向へ向かうバスへ乗れば良いですね。

 バスはこんな感じで、日本の路線バスと同じです。乗車するときにチケットを見せないと、と思って用意していたのですが、特に声をかけられませんでした。他の人も何も見せずに乗っていきます。これって…いややめときましょう。

奇岩がみどころ、小赤壁

 小赤壁は三国志の赤壁に由来しているそうです。バス停について、まず入り口を探すのですが、とくにゲートはなく、河沿いの奇岩が見どころだというのであの辺かなと目星をつけて橋を渡りました。物売りがあるのでこの辺なのでしょう。河沿いに歩いて行くと、ゲートらしきものが見えます。チケットの確認は特にないようです。ここだけ来るなら料金は無料みたいです。

 河沿いの遊歩道から龍耕路へ、細い階段を上って崖が浸食によってえぐられた桟道を歩きます。看板にあった龍耕路の伝説。
”龍耕路は長さ400メートルに渡る天然の石廊。幅は約1~3メートル、高さ2~3メートル。壁は凝灰岩でできており、数千年の風化や浸食でこのような形になった。後漢の劉秀が即位以前に王莽の軍に追われここに至り、絶体絶命のピンチに堕ちった。そこに渓流から金龍が現れ、岩を穿ちこの石廊を造って劉秀を救ったという伝説がある。”
 古代中国には龍の伝説が多いですね。



 低いところがあるので頭をぶつけないように。岩ごしに眺める山河の風景はなかなかおつな感じです。このとき6月半ば。日差しも強く、汗だくになりながら散策していました。ここ、途中に飲み物を買える場所がないので入口の売店などで購入していった方が良いです。観光地だし、中でも売っているだろうと残り少ないペットボトルしか持ち込まなかったため干からびそうになりました…。


 メインの小赤壁。この付近もよくドラマのロケに使われるようです。以前は「白岩」と呼ばれた東西約650メートル、高さ60メートルの絶壁で、赤白の縞模様の壁面が炎に焼かれたように見えたので小赤壁と名付けられたとのこと。赤壁古戦場を観に行ったことがあるのですが、これを見てもイマイチピンと来なかったです。

 遊歩道をヘロヘロになりながら歩いて適当に写真を撮って帰ったのですが、軍師連盟の後半を観直していたら、あーあーあーここじゃん!!!!という場所でした…。ロケ地巡りに行く前に司馬懿と曹丕のいた岩と橋、曹叡がいた宮殿はよく観ていたのですが、もっと全編観ておけばと悔やまれます…。この遊歩道の先に司馬懿が司馬昭に誓いを立てさせる重要なシーンがありました。


  この日は午後から横店影視城へ移動するため、仙都風景区を2か所で切り上げました。1か所どのくらいの時間がかかるかわからないため、それに体力がwwもう歩くんです、広いから!!しかし帰宅して景区内の他の場所もロケに使われていた疑惑が…。仙都風景区は自然が素晴らしい場所だし、中国の観光地にしては人も多すぎないので(多いのは多いですけど)好きな場所です。もう一度リベンジで訪問したいと思います。帰りは観光センターから市街地へ戻るバスで。観光センターにもタクシーがほとんどいなかったです




軍師連盟ロケ地訪問記-横店影視城へ行こう

中国映画・ドラマファンの聖地、横店影視城 秦王宮に行ってきました!軍師連盟の魏の宮殿で主に登場する建物です。ドラマに登場する建物そのままの景観には感動しました!!司馬懿や曹操、曹丕、曹叡たちがいた場所へ、いざ!! 東洋のハリウッド、横店影視城    横店映視城は...